検査で原因が見つからない、しかし1年以上妊娠しない場合を、原因不明不妊といいます。原因不明のほとんどは、卵管の癒着による卵管性不妊と考えられています。卵管の詳細は、卵管造影検査のみではわからないため、自然妊娠を希望される場合(体外受精を回避したい場合)、腹腔鏡検査によりお腹のなかを十分に観察する必要があります。
【腹腔鏡検査について】
腹腔鏡検査は簡単な手術となりますので、一般不妊検査には含まれておりませんが、癒着が軽度であれば、同時に治療が可能です。(癒着剥離術といいます)特に、子宮内膜症、卵管水腫やクラミジア感染と診断された場合、卵管開口部(卵管采)の癒着または狭窄が予想されます。排卵した卵子を卵管でキャッチ出来なくなっているというこです。(卵管キャッチアップ障害といいます)。 この手術の効果は、術後半年以内で約50%の方が自然妊娠(人工授精含め)されています。手術は全身麻酔で行い、平均で1時間程度のため夕方退院できる日帰り手術です。内視鏡手術ですから腹部切開の傷跡は小さく、ほとんど見えなくなります。(体質により異なります)負担の少ない手術ですので退院後、通常はすぐに日常生活に戻れます。
【丸の内・新宿】不妊検査を全てしましたが原因がわかりません。体外受精しかありませんか?
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